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統合失調症の症状と治療
統合失調症の原因と症状
統合失調症は、幻覚(げんかく)や妄想(もうそう)が代表的な症状である精神疾患です。
統合失調症は、100人に1人弱の割合で発症する頻度の高い病気です。脳内の神経伝達物質(神経と神経のつなぎ目「シナプス」で信号を伝える物質)であるドパミンやセロトニンなどの異常が原因ではないかと言われていますが、それ以外にも様々な原因が考えられており、明確にはわかってはいません。
主な症状
- ■幻覚
- 具体的な症状としては、「誰かが自分の噂をしている声が聞こえてくる」という実際には聞こえるはずのない声が聞こえる幻聴(げんちょう)です。
- ■妄想
- 明らかに誤った内容なのに信じてしまうことです。 具体的には「誰かが自分を襲おうとしている」、「周りのみんなが自分を見ている」など現実ではない体験で、他人が訂正しても受け入れられません。
統合失調症の場合には、自分自身が病気であるという自覚「病識(びょうしき)」が乏しいのです。つまり、幻覚や妄想のような症状が病気による症状であることに自分で気づくことができません。
統合失調症の治療
病気が明らかになると、治療は外来か入院のどちらで行うのが適切なのか決めなければなりません。
幻覚や妄想によって日常生活をおくることが困難な場合、病識(びょうしき)に乏しいために服薬など治療に必要なことが出来ない場合などは、入院による治療が必要になります。
入院することにより、医師は患者さんの病状を詳しく知ることができますので、薬による治療や検査などの調整が行いやすくなります。また、患者さんにとっては入院そのものが休養になります。
近年は、新しい薬が開発されており、また、医療・看護技術の向上によって、治療も進歩しています。
当院では専門の医師が、患者さんに適切な薬を選択して治療をおこない、並行して作業療法などリハビリテーションも行ない、社会復帰と生活支援を目指しています。
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